メーカーになる目論見はあるのでしょうか?

タマディックのようなすぐれた技術屋集団は、成長と共にメーカーになるという道をたどるのでしょうか。

同社にあるキーワードなどから将来図を考えてみましょう。

▽タマディックにあるキーワードからみえてくるもの。

タマディックは未公開の企業なのでオープンになっている企業情報が少なく、「大企業の下請け的ポジションを脱してメーカーになる目論見があるか」について答えることはできません。

いまのところ、タマディックの社長が挨拶文などで語っている経営ビジョンなどから将来像を推測するしかありません。

それによると、仕事のレベルとしては上流業務・中核業務への進出、仕事の受注形態としては、開発案件の一括請負化ということです。

▽目標は総合エンジニアリング企業・協業体制。

ものづくりであればどんなものでも請け負うというのではなく、あくまでもクライアント企業の中核を成す研究開発に入り込んで、ハイレベルでの技術とノウハウを提供していくという姿勢が垣間見えます。

また総合エンジニアリング企業という目標も掲げています。

これらのキーワードから推測すると、メーカーになることよりも、「現状にある高度な開発技術を駆使してメーカーと協業体制を築きたい」ということではないでしょうか。

▽メーカーになることが必ずしも得策ではないというタマディックの企業姿勢とビジョン。

そこには開発会社ならではのうまみもあります。

メーカーになるということは、“自社の技術や製品・ノウハウを買ってもらう”という立場になるので、ニーズを探るとか、早い者勝ちなど苦戦を強いられることが多くあります。

タマディックのような立場なら、お客さんのほうからやってきてくれ、しかもコアで最先端のニーズを目の当たりにできるので、一石数鳥ともいえるうまみがあります。